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PSAってなんだ?by泌尿器医科専門医兼産業医

更新日:2023年10月26日

50代以上の男性で健康診断のPSA値が気になる、前立腺癌が心配という方は多いと思います。 そんな方のために今回はPSA、前立腺癌について泌尿器医科専門医兼産業医がQ&A方式で説明します!

今回の記事のまとめ ①PSA4.0ng/ml以上で前立腺癌の可能性 ②前立腺癌は増えている ③PSAは前立腺癌以外でも上昇 ④まずは泌尿器受診を


①そもそもPSAってなに?

PSAとは前立腺特異抗原(prostate-specific antigen)の略語で、前立腺の細胞から分泌されるタンパク質です。 前立腺癌があると血液中のPSA量が増え、4.0ng/ml以上で癌の可能性が考慮されます。 (年齢別に3.0以下、3.5以下といった値を用いることもあります。)

②前立腺ってなに? 前立腺癌ってどんな病気?

前立腺とは尿道(おしっこの通り道)にある臓器で精液の一部となる前立腺液を排出している臓器です。この臓器の癌を前立腺癌と呼びます。 初期では特に症状を示さないことも多く、病気の進行とともに頻尿などの排尿症状、血尿などを示すこともあります。 原因としては遺伝、食生活、男性ホルモンの関与などが示唆されていますが、決定的な原因は明らかになっていません。

前立腺癌はアメリカにおいて男性の癌で発症頻度が第一位、死亡数は第二位となっており、日本では発症頻度が現在第二位、今後は第一位になることが予測されており、世界的にも増加傾向の病気です。

③PSAは癌以外でも上がるの?

前立腺肥大症や前立腺炎、膀胱炎などの癌以外の病気でも上昇します。しかしこれらの病気ではPSAの上昇が一過性であったり、画像検査なども組み合わせることで癌との区別ができます。

④PSAが高いと指摘されたらどうすればいいの?病院ではどんな検査をするの?

まずは泌尿器を受診してください。 泌尿器では尿検査、採血検査、超音波検査、MRI検査などを行います。 これらの検査を行うことで、PSA上昇の原因が前立腺癌なのか、それ以外の疾患由来なのかを調べていきます。

前立腺癌の可能性が高いと診断されると次に生検を行います。 生検とは前立腺から直接組織を採取することで癌細胞の有無を確かめる検査です。 多くの病院では日帰り、または1泊2日で生検を行うことができます。

生検で前立腺癌の診断が付くと、治療へと進みます。

前立腺癌の治療は病気のステージや状態に応じて非常に多くの選択肢があります。 手術だけでもいくつか方法があり、放射線治療やホルモン治療、抗癌剤などを用いることもあります。

病気の状態と合わせて主治医と相談し、納得できる治療法を見つけていくが大事です。

以上、簡単にはなりますがPSAと前立腺癌を説明させていただきました。

当産業医事務所では泌尿器科専門医が所属しております。PSAに限らず泌尿器全般で悩み事ありましたら気軽にご相談ください。

泌尿器科専門医兼産業医 masa





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